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ゲームと睡眠

夜遅くまでゲームに夢中になると睡眠不足になりがちです。eスポーツは体を動かす通常のスポーツと違い時間的制限が少なく夜中であってもプレーできてしまう特徴があります。インターネットで夜のプレーヤーと繋がってしまうと楽しさが勝りなかなかやめられなくなります。
健全な睡眠時間の確保とeスポーツを両立してもらうために睡眠についての情報をお届けいたします。
年齢別推奨睡眠時間
子どもの必要な睡眠時間は、年齢によって大きく異なります。厚生労働省の指針では下記の時間が推奨されています。
◆1~2歳児:11~14時間 (昼寝含む)
◆3~5歳児:9~12時間
◆中学生・高校生:
これらの推奨睡眠時間は、各年齢層の成長や発達に必要とされる睡眠の量を示しています。特に乳幼児期は、脳の発達が著しいため、十分な睡眠が重要です。
子どもたちの睡眠不足
東京大学大学院の上田泰己(ひろき)教授は、理化学研究所と共同で機器を使用して大規模な調査を行う「子ども睡眠健診プロジェクト」を実施している。これまでに小学校から高校まで延べ140校1万4千人を調べたところ、どの学年でもほとんどの子供が推奨睡眠時間を満たしていないことが分かった。例えば、小学校6年生の推奨睡眠時間は9~12時間だが、95%の児童がそれより短かった。
週末は入眠時間(眠りに入る時間)や起床時間が遅くなり、平日の起床時間になっても眠気を催す「社会的時差ぼけ」状態にあることも分かった。社会的時差ぼけが1時間以上だと授業の眠気など集中力が低下し、2時間以上では将来的な健康リスクがあるという。
上田教授によると、中高生では8時間半~9時間半の睡眠時間を取っている生徒に比べ、5時間半未満の生徒は性別や年齢によって差があるものの、うつや不安のリスクが1・5倍から6倍になるとのデータがあるそうだ。
(Yahoo!ニュース「子供の大半が睡眠不足 学習、健康に悪影響 大規模調査で浮き彫りに」より抜粋)
質の良い睡眠のための習慣4つ
質の良い睡眠を得るための習慣を4つ紹介します。
◆就寝時刻を一定に
寝る前にテレビやスマホを見ないなど、寝る前の刺激を避ける。
◆朝の光浴
朝の光を浴びることで、体内時計を整え、睡眠の質を高めます。
◆朝食
朝食をしっかり摂ることで、日中の活動に活力を与え、睡眠の質を高めます。
◆日中の活動
昼間は体を動かすことで、質の良い睡眠を促します。
具体的な対策
良い習慣を継続するための具体的な方策を4つ紹介します。
◆ゲーム時間の制限
毎日ゲームをする時間を決め、それを守るようにする。例えば、毎日2時間と決めて、それを守ることで、ゲームに時間を使いすぎないようにする。
◆寝る前のブルーライト対策
寝る直前1時間前には、スマホやゲームの画面を避け、ブルーライトを浴びないようにする。
◆睡眠の質を高める
ぬくめ湯につかる、リラックス効果のある音楽を聴くなど、睡眠の質を高める工夫をする。
◆必要であれば専門家に相談する
ゲームの過剰な依存や、睡眠障害を抱えている場合は、専門家に相談することも検討する。
まとめ
ゲームと睡眠の両立は、時間管理と睡眠への配慮が重要です。ゲームの時間を明確に決め、ブルーライトを避けるなど、睡眠に配慮した生活を送ることで、ゲームを楽しめるだけでなく、健康的な生活を送ることができます。