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子女名優

「子女名優」とは、一般社団法人倫理研究所の創立者である丸山敏雄氏が提唱した言葉で、育児における重要な考え方として知られています。親は、子どもにとって良い影響を与える存在であると同時に、子どもの成長を導く責任があることを改めて認識する必要があると言っています。
具体的には以下3つの意味があります。
親の言動を真似る
子どもは、親の言葉遣いや行動、表情などを無意識に真似て成長します。そのため、親が日頃から良い言動を心がけることが大切です。
「子どもに成長させられる」とよく聞きますが、親は子どもに見られることによって良い大人であろうとします。そこに人としての成長が生まれます。
親の心の状態を反映する
親の不安や悩み、喜びなどの感情は、子どもにも伝わり、子どもの心に影響を与えます。親が穏やかで安定した心の状態を保つことが、子どもの健やかな成長につながります。
以前のブログで、「親の心の安定が不登校問題の解決につながる」という趣旨の文章を書きましたが、まさにここに由来します。
親の期待に応えようとする
子どもは、親に愛されたい、認められたいという気持ちから、親の期待に応えようとします。親の愛情を十分に感じている子どもは、自己肯定感が高まり、積極的に行動できるようになります。
一方で時に子どもは天邪鬼です。いつも褒められていると慣れてしまって行動力に繋がらないときがあります。その時は子どもの良い行動に対して驚きましょう。すると、面白がってもっと驚かそうと良い行動をするようになります。
まとめ
「子女名優」を略さずに言うと、「子は親の心を実演する名優である」となります。つまり、親の心の状態は子どもの心と体に反映します。子どもの様子がおかしいと感じたら、まずは親自身の状態を見つめて正していくよう心がけましょう。